読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

rhの観劇記録

自分用観劇記録として作りました。舞台好き6年目。ミュージカルや2.5次元舞台を中心に見ています。るひまが原点。「天使達」がマイベスト。2012年からアルターを見ていて、いまは2017のGOLDロス中。

板垣塾 2/23 参加メモ

 

板垣塾(いたがきじゅく)とは、演劇に関する公開ワークショップイベント。
以下、製作の「る・ひまわり」さんのサイトより。

弊社年末舞台や、『TARO URASHIMA』、『僕等の図書室』の演出でもお馴染みの
演出家、板垣恭一氏と3名の俳優による「演技はどう作られるのか」を学ぶための塾を開校致します。

【内容】
演出、板垣恭一による「演技の作り方」ワークショップ
◆「演技について」「物語について」の講義
◆過去の弊社作品の台本を使用し、様々な役を俳優の皆様に演じていただきながら、
解説や考察を行います。
◆俳優の皆様にそれぞれエチュードで自由にシーンを作っていただき、
そのシーンの考察を行います。

【日程】2月23日(木)19:00~
【場所】東京芸術劇場シアターイース
【参加俳優】原田優一(以下原田さん)、滝口幸広たっきー)、二瓶拓也(へいにー

90分ぐらいかと思ったら2時間10分ぐらい?内容みっちり。
板垣さんの講義がメインで、途中、板垣さんが出演者3人に質問や指示をしながら進みました。

登場衣装(衣装というのか?)が大江戸鍋の「御家断絶」のあのジャージ(たぶん)だったのでそこでテンションが上がりました!2012年のイベント「DanceDanceDance」の時も、龍くんや大山さんがあのジャージだったなあと回顧してみる。

 

事前にお知らせがほしかったと思ったのは、板垣さんが『メモを取りたい人もいるかも』と言ったので、メモOKだったようで客席の照明が落ちなかったこと。会場が明るすぎてちょっと疲れました。メモを取る人は頭がかなり動くので、視界に入りませんように…と思いましたが、動きが激しい人は視界に入らず、ほっとしました。

 

○演技について

 黒澤明氏の「『歩く』という演技はない、『行く』という演技はある」という言葉の引用からの演技についての話。
以前は「気持ちを込めて」と演技指導をしていたけど、人の行動には、感情→目的があってのものなので、例えば好きな人が初めて自分の部屋に来た時に「どうしたい」と思ってどんな態度を取るか、それが演技になる、という例で原田さんとへいにーで無言エチュード。 

「目的からくる行動」を邪魔されることで、ドラマになるという話。例:素敵な人を見かけて話しかけようとしたら誰かに邪魔されるなど。

○台詞について

動き>音>言葉、の順で観客に伝わる

 

エチュード

エチュードのルールは一つ、相手の言った設定を否定しない」だそうです。
病院の喫煙室、入院患者同士の設定で2回、「家族」で1回。

1回目はへいにーとたっきーの二人エチュードに、板垣さんが指示したタイミングで原田さんが入って話を転換させる。

2回目は最初から3人で「余命」の話。

3回目の「家族」は働かない父(原田さん)、息子で学生のへいにー、もう一人の息子のたっきー。

 

 

○物語について


「困らせる人」が物語を面白くする。「困らせる人」が基本的には悪人。

「ムチャぶり」が面白いのは、客が役者の困る姿を見られるから。

 

人間関係は5分類、血縁・恋人・仕事(お金関係)・友人(お金絡まない)・無関係。
無関係は関係性がないので、残り4つの組み合わせ。これに「死」(暴力も)が入ると物語として面白くなる。
スパイスに「嫉妬」。これらの要素はみんなわかる。
特に「嫉妬」は言葉がわからなくても共通で伝わる。

今回の役者さんエチュードは、どれにも「死」が入っていてハイレベル!と褒める板垣さん。

○過去の作品の台本で演技

入場時に「大江戸鍋祭」上様と柳沢のシーンの台本コピーが配られてわくわく!
最初の組み合わせは、上様=へいにーと柳沢=原田さんで、次に役を交代。
それから原田さんとたっきーが交代して、柳沢=へいにーでもう1回。

へいにーの綱吉さんかっこ良かったけど、板垣さんの好みではなかったのかな。


毎回、シーンが終わると板垣さんのコメントや解説が入り、
「ここでこうすると視線がこちらに向いて、その先にいるこの人の重要性が増す」
「ここのタメがちょっと長い」「ここであまり動かないと、偉い人っぽさが出る」など。板垣さんのコメント内容が面白いし、コメントで俳優さんたちの演技が変わり、こうやって芝居ができていくのね、と興味深かったです。


○最後に

 「初歩の演技はブラックボックスではなく、説明すればできる」「(初歩ができて)ここからはセンス」という板垣さんからの言葉がありました。最後に「一丁じめ」で終了。

このほか「行間を読むとは」「面白いと感じる舞台とは」「役者に美男美女が多いのは、まずそこで1ポイントある(稼げる)から」「舞台演技と映像演技」「観客の視線の集め方」などについてのお話も面白かったけど、うまく要約できないので、割愛しました。もし会って話せる人がいたらお伝えしますね。


「用意した半分も話せなかった」ということなので、パート2もあるかもしれませんね。その時はセミナールーム形式のセンターステージでやっていただきたいです。